4Dエコーの導入
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麻布十番駅から徒歩2分にある小児科

小児科

Pediatrics

Pediatrics小児科

Screening ultrasoundスクリーニング超音波検査

胎児超音波検査は近年、技術や解析評価などとても発展しています。
しかし、出生後の赤ちゃんの検査を行っている施設はとても少なく、胎児超音波検査ではわからなかったことが、出生後の赤ちゃんを検査することで診断されるものもあります。
赤ちゃんは症状が出るまで時間がかかり、外見上ではわからないことが多いので、侵襲のない超音波検査で早期診断することが可能です。
今までNICUなどで勤務し、病気の赤ちゃんの治療に携わり“早く診断できていれば重症化が防げたかもしれない、できるだけ多くの赤ちゃんが検査を受けられればいいな”という思いがあります。
先天性心疾患は100人に1人の割合で生まれ、決して少なくありません。
もちろん、超音波検査だけではすべてがわかるわけではありませんが、生まれつきの病気がないか、治療が必要な疾患はないか、診させていただければと思います。
心臓、腎臓・尿路系、肝臓・胆道系、脳など泣いていると検査が難しいため、なるべく少し前に授乳をしていただき、検査中に寝ているとスムーズに検査ができます。

  • 1心臓のみ 8640円(税込)  全身(心臓・腹部・脳) 10800円(税込)

Infant medical examination乳幼児健診、その他健診

お子さまの成長や発達を、定期的に小児科医による診察で評価していくことはとても大事です。
必要に応じて助産師による母乳指導や栄養指導、小児科看護師によるスキンケア指導などもさせていただきます。
また、1か月健診は出産場所で受けることが多いですが、当院で妊婦健診を受けられていた方など、お母さんと一緒に健診を行うことが可能です。また退院後1か月健診まで心配な方は2週間健診も行っていますのでご利用ください。

公費健診 (事前に予診票記入お願いいたします)

  • 東京都在住の方:6か月健診、9か月健診
  • 港区在住の方:3か月健診、1歳半健診 
  • 自費健診 2週間健診、1か月健診(5400円) 1歳~6歳(8640円)
  • その他 入園前健診など受け付けていますので、ご相談ください。

Vaccineワクチン

ワクチン接種について

現在、コロナウィルス感染の流行によりワクチンや健診の受診が遅れている傾向にありますが、予定どおりに予防接種を継続していくことが重要です。当院では、熱や感冒症状などの症状のある方の受診は控えていただいており、また院内の感染予防対策をしていますので、お気軽にお越しください。
予防接種の間隔や年齢について、診察時にわかりやすくご説明いたしますのでご安心ください。(下記HPもご参照ください)

日本小児科学会が推奨する予防接種のスケジュールについて

当院で初めて接種する場合、お手数ですが接種歴を登録していただくとスムーズに予約できます。接種期間や年齢などで接種不可能であれば自動的に予約が取れないシステムとなっていますのでご活用ください。不明な点がございましたら電話でご確認ください。
必ず母子手帳、保健所から配布される予診票をお持ちください。スムーズな診療を行うため、事前に予診票のご記入をお願いいたします。
23区内在住の方であれば、定期接種可能です。

ワクチン接種ができないとき

  • 37.5度以上の発熱→風邪など発熱があれば解熱後1週間あけてから
  • 水痘、風疹、おたふくにかかった場合は治癒後2~4週間あけてから
  • 麻疹では治癒後4週間あけてから
  • 接種するワクチンやその成分でアナフィラキシーを起こしたことがある
  • 重篤な急性疾患に罹患中
  • 診察時に医師が接種できないと判断した場合

ご不明点があればお電話でご相談ください。

Q&A

ワクチンとは?
病原体や細菌が出す毒素の病原性や毒性を弱めたりなくしたものです。
接種すれば体の免疫の記憶を残すことができ、重い感染症や後遺症を防ぐことができます。
自然にかかってしまったほうがよい?
感染症を発症することで重い合併症(髄膜炎、脳炎や肺炎など)を起こすリスクがあります。また周囲の人にうつしてしまう危険もあります。
定期と任意とは?
定期接種:予防接種法で決められており、原則無料で接種できます。
任意接種:予防接種法で決められていませんが、国が接種を認めているもので、個人負担になりますが一部自治体からの負担が認められているものもあります。定期接種同様、接種をお勧めします。
同時接種について
乳幼児で接種するワクチンの種類が増えており、同時接種をお勧めします。海外でもその安全性は認められており、原則種類の制限はありません。予防接種の副反応は一定の割合で起こりますが、その割合が増えることはありません。また同時接種してもワクチンの効果が弱まることはありません。
接種部位は両腕に2か所ずつ接種可能ですが(BCG以外)、4種類以上では太ももに接種します。
日本小児科学会によるワクチン同時接種についての考え
副反応について
ワクチンに含まれる様々な成分が原因で、発熱(接種後48時間以内)、発疹、局所反応(赤みや腫れ)が現れる可能性があります。
生ワクチンではワクチン感染症の症状が一定期間弱く出ることがあります。

ロタウィルス 内服薬(シロップ)

  • ロタリックス(1価) ①生後2か月(生後6週~15週未満)→②(4週あけて)(生後24週まで)
  • ロタテック(5価) ①生後2か月(生後6週~15週未満)→②(4週あけて)→③(4週あけて)(生後36週まで)

ロタウィルス胃腸炎、脱水症など重症化を防ぐ
両ワクチンに明らかな効果の差は認められていません

5種混合:ヒブ、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ 全4回

  • ①生後2か月→②(4週あけて)→③(4週あけて) ⇒④(6か月あけて)

ヒブワクチン、4種混合ワクチンで接種開始した方は5種混合ワクチンへ移行はできません

ヒブ 全4回

  • ①生後2か月→②(3週~あけて)→③(3週~あけて) ⇒④(7か月あけて)

Haemophilus influenzae type b(インフルエンザ菌b型)に対するワクチン
乳幼児期に髄膜炎や喉頭蓋炎、化膿性関節炎など重症感染症をほぼ防ぐことができる

肺炎球菌 全4回

  • ①生後2か月→②(4週~あけて)→③(4週~あけて) ⇒④(60日以上あけてかつ12か月以上15か月未満)

髄膜炎や敗血症など重症感染症を防ぐ

接種部位の赤みや腫れは70%程度おき、発熱は10%程度認められますが自然に消退します

B型肝炎 全3回

  • ①生後2か月→②(4週~あけて)→③(①から20~24週あけて)
  • 母がB型肝炎ウィルスにかかっているとき ①生直後→②生後1か月→③生後6か月

血液や唾液により感染し、肝炎や肝硬変、肝臓がんを防ぐ

4種混合:ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ 全4回

  • ①生後3か月→②(3週~あけて)→③(3週~あけて) ⇒④(6か月~あけて)

ジフテリアやポリオは国内での感染はほとんどありません

百日咳では呼吸困難、無呼吸など、破傷風では痙攣や麻痺などの重症化を防ぐ

BCG

  • 生後5か月~8か月未満

結核は現代でも毎年2万人発症しており、乳幼児にかかると髄膜炎や粟粒結核となり後遺症を起こす

MR:麻疹風疹 全2回

  • ①1歳 ⇒②5歳~7歳未満(小学校入学前年)

成人でかかると重症になり、最近では20-40代男性にかかることが多くなっており、妊娠初期に風疹にかかると生まれる赤ちゃんが先天性風疹症候群(心臓病、難聴、白内障、精神発達遅滞)となる

水痘 全2回

  • ①1歳→②(3か月あけて)

感染力が強く、水疱をつくり重症化する可能性

おたふく 全2回

  • ①1歳 ⇒②5歳~7歳未満(小学校入学前年)

髄膜炎や脳炎、難聴、精巣炎などの合併症を防ぐ

日本脳炎 全4回

  • ①3歳(生後6か月)→②1週間~1か月あけて ⇒③1年あけて ⇒④9歳~13歳未満

蚊(コガタアカイエカ)が媒介し、発熱、頭痛、嘔吐、痙攣などを起こし、知覚障害・運動障害など後遺症が残ったり、亡くなることもあります

2009年以前に使われていたワクチンは、ADEM(亜急性散在性脳脊髄炎)という脳・脊髄・視神経などの疾患に関わる可能性があり一時接種中止となっていましたが、現在はすべて新しいワクチンとなっています 1995年4月2日~2007年4月1日までの出生の人でワクチン未接種であれば、20歳未満であれば公費でワクチンを接種できます

2種混合:ジフテリア、破傷風 1回

  • 11歳~13歳未満

インフルエンザ

  • ①生後6か月~12歳→②(2~4週あけて)
  • ①13歳~

毎年10月頃から開始され、流行状況をみてワクチン株が決められ、効果は半年程度

小児では急性脳症となったり、高齢者や基礎疾患を持っている人がかかると肺炎、脳症など合併症を起こす
毎年数千人~数万人が亡くなっており、ワクチンによる重症化を防ぐ

HPVワクチン

  • 4価(ガーダシル®)
  • 9価(シルガード®9)

性交経験があれば誰にでも感染し、ほとんどは自然排除されますが、一部持続感染し5~10年以上経って子宮頸がんを発症する可能性

接種後にワクチンとの因果関係が否定できない疼痛などの症状があり、適切な情報提供ができるまで定期接種を積極的推奨すべきではないとされました(2013年6月) 一時措置であり定期接種であることには変わりありません。

HPVは200種類以上の型があり、そのうち現在14種類程度が子宮頸がんを引き起こす可能性の「ハイリスク型」と言われています。4価ワクチンは日本の頸がんの65.4%を占める16,18型が含まれ、9価ワクチンは4価に加え頸がんの88.2%を占める31,33,45,52,58型までが含まれています。

※シルガード9は定期接種(公費)のワクチンではありません。
→シルガード9は公費になりました。

シナジス

早産児や生まれつき肺や心臓、免疫などに基礎疾患をもつ赤ちゃんは、RSウィルス感染症にかかると重症化するリスクがあります。
毎年度接種時期や回数が変わりますのでご相談ください。

保険適応

  • 在胎期間(出産時妊娠週数)が28週以下で、12か月齢以下の乳幼児
  • 在胎期間が29~35週で、6か月齢以下の乳児
  • 過去6か月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けたことがある、24か月齢以下の乳幼児
  • 24か月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患の乳幼児
  • 24か月齢以下の免疫不全を伴う乳幼児
  • 24か月齢以下のダウン症候群の乳幼児

Child-care consultation育児相談

出生後の赤ちゃんから中学生まで、さまざまな時期でのお子さまの悩みは多いと思います。なかなかお友達やご家族などにご相談できない、ネット情報は正しいの?など思われる方もいらっしゃると思います。お話を聞いて一緒に考えさせていただければと思いますので、ご希望の方はお気軽にご利用ください。

  • 15分2700円 30分5400円

Doctor担当医師

はじめまして、小児科を担当します守下明日香(もりしたあすか)と申します。この度、金曜日に小児科を担当することになりました。
当院では妊婦さんも多く通われますので、一般急性小児診療ではなく、完全予約制での超音波スクリーニング検査およびワクチン注射、乳幼児健診、育児相談などを行います。
胎児超音波スクリーニングは近年一般化しておりますが、新生児や小児でのスクリーニングを行うクリニックはまだ珍しいです。しかし、本検査により、胎児期には診断のつかない小さな心室中隔欠損などの形態異常のほか、大きな腫瘤となるまで症状が出にくい腹部腫瘍や、先天性胆道拡張症など表面からはわかりにくい異常を診断することができ、早期発見治療をすることができます。みなさまの大切なお子さまに、是非超音波検査を受けてみませんか?健診で心雑音などのため精査を受けるよう指摘された方もお受けしております。

小児科医 守下 明日香

小児科医 守下 明日香

守下 明日香(もりした あすか)

経歴

  • 順天堂大学医学部卒業後、聖隷三方原病院で臨床研修を行い、順天堂大学小児科学教室へ入局
  • 順天堂医院、順天堂大学浦安病院、医療公社豊島病院、越谷市立病院に勤務し、新生児~一般小児の管理・対応や小児循環器超音波技術などを研鑽
  • 現在、TMGあさか医療センター勤務
2020年9月
麻布ウィメンズクリニック 小児科担当

資格・所属学会

  • 日本小児科学会
  • 小児科専門医
  • 新生児蘇生法専門コース(NCPR) インストラクター